平成23年度宮崎県総合防災訓練(初参加!)の報告

「平成23年度宮崎県総合防災訓練」が、5月22日(日)の「県防災の日」に行われました。
参加したのは、開田訓練部長をはじめ、ハンドラー8名とサポーター2名、救助犬
13頭(アンナ号・ポン号・メロン号・アン号・ピリカ号・クロス号・かんな号・アキ号・
デフィ号・ルナ号・ベッキー号
待機組カーラ号・ローズ号)でした。
今回は初参加ということもあり、沢山の会員が参加しました。

私達、九州救助犬協会は、メイン会場となった高原町総合運動公園で行われた「新燃岳対応訓練」に参加しましたが、その他にもいくつかの地域にて、新燃岳噴火に伴う土石流を想定した避難訓練や、東南海・南海地震発生を想定した津波避難訓練を同時に実施され、2500人規模となる訓練となりました。

開会式では、河野俊嗣県知事が「東日本大震災でも、避難訓練を繰り返していた地域は被害が小さかった」「訓練を通して、関係機関との連携を図って欲しい」と挨拶されました。


    ~沢山人が居て嬉しいワン☆と喜ぶルナ号~


   ~テント前で挨拶している、アン号&メロン号姉妹~

~開会式を待つ
                            救助犬とハンドラー~

            ~開会式での河野宮崎県知事の挨拶~


     ~開会式に参列する救助犬とハンドラー~
 

メイン会場の高原町高原町総合運動公園では、「火山活動が活発で、さらに降雨による土石流の発生が予測される、或いは発生した」という訓練想定の元に「新燃岳対応(避難)訓練」が行われ、私達九州救助犬協会は、「倒壊家屋」と「埋没車両」の要救助者捜索を行いました。
倒壊家屋捜索」には、メロンン号、「埋没車両捜索」には、クロス号かんな号が出動しました。

~災害派遣バス(出動!)~

 ~土石流に巻き込まれた家屋~    ~土石流に巻き込まれた車両~



    ~倒壊家屋を捜索中のメロン号とハンドラー~


    ~倒壊家屋にて要救助者発見!ポン号~


    ~捜索後、宮崎県警を待つポン号・メロン号~

~救助犬捜索後、
                           宮崎県警による救出~



   ~埋没車両の捜索を開始する、クロス号~



   ~埋没車両にて要救助者発見!かんな号!!~


~救助犬捜索後、西諸広域消防本部 ~埋没車両から救出され、宮崎県
            による救出訓練~       防災ヘリ「あおぞら」で搬送~
                                  

今回このような公の場で、救助犬の捜索訓練を初めてご覧になった方が多かったのではないでしょうか。「救助犬をアピールする」良い機会だったと思います。
救助犬をアピールする為に、会場内の一角にスペースを頂き、東日本大震災
の被災地となった気仙沼市での行方不明者捜索のDVDを放映したり、山岳救助訓練や実働風景のパネルを展示し、沢山の方に足を止めて見て頂きました。


    ~パネル展示の様子~     ~パネルをご覧になる西諸広域
                            消防本部の隊員の皆さん~

東日本大震災に出動された消防隊員さんとも、少しの時間ではありましたが情報交換をすることが出来ました。

最後に。
宮崎県は、「鳥インフルエンザ」「口蹄疫」「新燃岳の噴火」の被害を受けました。
「鳥インフルエンザ」、「口蹄疫」に関しては、今なお苦しんでいる方々がおられる
でしょう。
「新燃岳の噴火」にしても、現在は大噴火はおさまっているように思いますが、
油断は出来ない状況でしょう。
そんな状況の中で開催された県総合防災訓練に参加し、やはり、災害が起こった時の判断・協力・連携の必要性と大切さを痛感させられました。

小雨の降る中、参加した皆さんお疲れさまでした。

                               ~情報提供は松田さん~
                    ~画像提供は松田さんと一安さん~