広島土砂災害活動報告

 平成26年8月22日に広島に向け、開田部長をリーダーに6名、救助犬9頭が出動した。翌朝の一斉捜索から指揮下の下活動を開始する。
23日は5時30分より行方不明者が多く出ている八木地区を中心に自衛隊、消防、警察との捜索
雨が断続的に降る中、2次災害に注意しながらの捜索であり、時折、撤収、待機にもどかしい気持ちが漂う、各団体の救助犬もかなり現場に入っていた。日本レスキュー、日本捜索救助犬協会や富山災害ネット、静岡救助犬協会など、延べ、80頭以上と報告を受けた。
協会も24日の(日)午前中まで、全員捜索活動に参加した。午後からは坂本,光橋先生が残り捜索、夕方、坂本指導士が大分へ、光橋先生は2頭の救助犬と共に25日~26日夕方まで、海自の警備犬、県警の警察犬と合同捜索に参加した。現場での救助犬の必要性が多くの救助隊からの声が上がるが、対策本部と現場との連携がうまく取れてないようだとの報告を受けた。
しかし、現場で救助犬が反応を示す場所から数名の行方不明者が発見されたことは、救助犬の育成に携わる人たちにとって誇りに思うものである。
発生から、一週間が過ぎ、死者数が70名を超え、行方不明者もまだ、10名以上見つかってない。亡くなった皆様には、心からご冥福をお祈り申し上げるとともに、行方不明者皆様のいち早い発見を祈るばかりである。出動された皆様には心から感謝申し上げますと共に大変お疲れ様でした。