大分県別府市の行方不明者捜索報告

平成24年9月29日(土)、大分県別府市で行方不明となっていた70代男性の捜索を行いました。
男性は車両を駐車したまま25日朝から行方不明となっており、警察や消防、山岳救助隊による
捜索活動がおこなわれていましたが発見に至らず、28日に当協会へ要請があり、指導士6名、
救助犬6頭(アポロ・アギ-・チェイサー・オーク・モモ・リアン)が出動しました。
男性は前日の午後10時頃お孫さんからの電話に「もうすぐ帰るから先に寝ててと伝えて」と
話したのを最後に行方不明となっていました。
山が好きで、よく登山をされており、数日前に、行方不明となった当日に山へ行きたいと気持ちを
日記帳に綴られていたことから、その山周辺を中心とした捜索を行いました。

当日AM8:00に現地入りし、まず、これまでの捜索状況を聞きました。
その後アポロとオーク、アギーとモモ、チェイサーとリアンの3つにペアを分け、山岳救助隊による
山ルートのレベルに合わせ、エリア分けを行いました。
各ペアに山岳救助隊が2名ずつと、警察官が1名ずつつき、打ち合わせ後捜索を開始しました。

この日は雨が降り、霧により視界が悪く、また、急斜面の落ち葉や火山活動のある山とあって黒土の
火山土が滑りやすく、困難な捜索となりました。
また、チェイサーとリアンが捜索したエリアでは、人一人が通れるくらいの幅しかない道で、足を踏み
外すと滑落するような場所や、岩場や急斜面をロープで登り降りしなければならないような場所が
ほとんどで、犬達の安全も考えながら指示を出し、慎重に捜索にあたりました。

お昼は各自山中でとり、10分ほどで午後からの捜索を開始し、人も犬も無理のないよう適度に休憩
をとりながら捜索を続けました。
二つ目の山を越えたところで、チェイサーとリアンは別のルートを捜索しながら下山し、各自下山次第、
集合場所に戻りました。
PM16:00過ぎには全員が戻り、捜索報告をしました。
どのエリアでも救助犬に反応はなく、唯一チェイサーとリアンのエリアで微反応があっただけでした。
(*微反応の場所は、下が谷底になっており、100mほどのロープでの降下や器材、人員が必要で、
また、悪天候だった為、その日は捜索を行う事ができませんでした。)
今後について話し合い、ご家族の希望で再度捜索して欲しい場所、そして救助犬が微反応した場所
を山岳救助隊により捜索する事が決まりました。

追伸・・・平成24年10月1日(月)、山岳救助隊と救助犬アポロにて再捜索が行われました。
ご家族が気になられていた場所、そして救助犬が微反応した場所のどちらにおいても
男性の姿はなく、発見に至りませんでした。

今後も山岳救助隊による捜索活動が続きます。
指導士一同、1日も早い男性の無事発見を願うばかりです。

捜索前打ち合わせの様子


     車からだんだんと遠ざかる       ここからA班とC班(チェイサー・リアン)に分かれます


                   A班のアポロとオーク


                    周りは濃い霧で包まれる





         ロープにしがみつき、しっかりと踏ん張り、前へそして前へ。。

2つ目の頂上。霧で真白


      リアンの下山捜索ルート、写真では分かりづらいですが、急斜面です