熊本大震災出動報告会

平成28年5月8日(日)午前10時~午後1時、今回の熊本震災に出動した指導士の報告会を人吉下球磨消防組合本部にて開催しました。参加者は出動した指導士16名と消防本部より3名消防士が参加頂きました。今回の震災における、指導士の捜索活動の状況報告と捜索においての問題を提起し、今後の捜索活動に役に立てる事を目的に行いました。
10時より救急救命士による、AEDを使っての心肺蘇生法の講習会を25分行い、その後報告会に入りました。警察嘱託犬として出動した開田部長より、現場で救助犬の能力を最大限に引き出す事、能力の生かし方など、また、捜索現場においての心構えや他の団体との連携、関係機関との連携など。坂本指導士による、被災地災害対策本部に協会指揮者としての4日間調整役として入った時の流れなどを報告。その後、各自指導士が感じたことをそれぞれに報告いただきました。また、事務局の災害発生時の重要性、役割を確認いたしました。
協会は、阪神淡路大震災を教訓に救助犬を育成する団体として設立。何十年に一度起きるかの大地震に出動するための訓練を日々行ってきました。今回の熊本震災が正に実践の中での活動となりました。まだまだ、余震が続き、油断できません。引き続き、あらば出動の体制は準備しておかなければならないことを、再確認し報告会を終了しました。