平成25年度大分県総合防災訓練の報告
平成25年11月10日(日)、大分県総合防災訓練が大分県中津市、宇佐市、
豊後高田市に分かれて実施され、当協会は中津市と豊後高田市の2会場に参加しました。
中津市には、東事務局長をはじめ、野中訓練部長、指導士5名、サポーター2名、
救助犬4頭(クロス・リュウ・アポロ・アミー)、
豊後高田市には、指導士3名、救助犬3頭(チェイサー・モカ・リアン)が参加しました。
今回の防災訓練は、南海トラフ巨大地震等発生時における災害対応の実効性を
高めることを主眼として、自治体と防災関係機関等との連携強化及び地域住民の
防災意識の高揚と防災知識・技能の向上を図る事を目的とし、
1.平成25年11月10日(日)午前9時00分、東海・東南海・南海に加え、日向灘を震源
域とするマグニチュード9.0の地震が発生。
県中部・南部地区で震度6強、西部・北部地区で震度5強~5弱、東部地区で震度6弱
を観測した。
地震発生から3分後、気象庁は大分県沿岸部へ大津波警報を発表(大分県北部地区
では最大津波高3m、到着時間は3時間10分前後と予報される。)
強い地震の揺れと津波による浸水、家屋の倒壊、又は火災も発生。
内陸部では道路の陥没、土砂崩れなどにより孤立地域が発生している。
2.九州北部に停滞した前線に伴う集中豪雨にて、山国川が氾濫
という想定の下、訓練は実施されました。
豊後高田市の会場では、倒壊した家屋内に人がいるもようとの連絡で
倒壊家屋(2棟)からの要救助者救出訓練にチェイサーとモカが出動し、
同時進行で各棟を捜索しました。
家屋に閉じ込められた要救助者を発見し吠えると、ハンドラーは県警機動隊
及び救助隊に発見を伝えました。
その後救助隊はハンドラーに犬の反応場所の確認をし、救助用の資機材を慎重に
使いながら家屋に穴を開け、要救助者を無事に救出・搬送しました。
救助犬の出番を終えると、会場の子供たちが犬達のもとに集まってきて
最初は怖がる子供たちも救助犬の優しさに安心し、撫でていました。
この日は、早朝雨が強くふっておりましたが(高速で向かっている時)、
会場に着くころには雨も止み、曇に覆われた中でしたが何とか訓練が終わるまで
天気ももちました。
予定どおり終わり解散いたしました。
~豊後高田市会場より~
http://www.city.bungotakada.oita.jp/dekigoto/page_01048.html(豊後高田市HP)
http://www.city-nakatsu.jp/docs/2013111100086/(中津市HP)
≪フォトギャラリー≫
【中津市会場】
~パネル展示~
~ヘリによる救出訓練~ ~本部テント(モニターで現場の様子を確認)~
~土砂埋没家屋(想定)からの
要救助者救出訓練~
~消防の現場指揮者より捜索要請を受ける ~吠えて知らせるアミー、
クロス(向かって右)とアミー(左)~ 要救助者発見!~
~再捜索をするクロス~
~警察・消防・自衛隊による
救出及び搬送訓練~
~お疲れ様でした!アミーもねっ☆~
【豊後高田市会場】
~豊後高田市会場の様子~
~救助犬にて発見後、消防・警察による救出訓練のサイレント中。指導士は待機~
~頑張ったワン!
チェイサー(右)・モカ(中)・リアン(左)~