平成24年度福岡県総合防災訓練の報告

平成24年6月3日(日)、福岡県総合防災訓練が糸島市の船越漁港(糸島市
志摩船越)ほか5か所で行われました。
小川県知事を総括訓練本部長として、自衛隊、警察、海上保安、消防など
併せて120機関、約1900人が参加。
訓練車両等137台、航空機11機、船舶5隻という大規模な訓練でした。
当協会は船越漁港の訓練会場で、東事務局長、野中訓練部長、指導士4名
+サポーター2名、救助犬3頭(もみじ号・ファーラ号・リアン号)+候補犬のモカ君
が参加しました。

今回の訓練の特徴は、今般の東日本大震災を踏まえ、玄原子力発電所の万々
が一の事故を想定した広域避難訓練や地震による大規模な土砂災害を想定
した避難・搬送訓練を新たに実施。
集中豪雨による災害を想定した土砂埋没車両からの救出訓練や災害時要援護
者避難支援訓練に加え、住民による消火・救護訓練などの住民参加型訓練を
実施。
(1)地震・津波災害への応急対策訓練
地震により大規模な土砂災害が発生し、負傷者等の搬送経路がすべて遮断
されたとの想定で、陸上自衛隊のヘリ及び海上自衛隊のホバークラフト艇で
離島住民の搬送訓練を行う。
また、津波により被害を受けた沿岸部で住宅火災が発生し、流出した油で延焼
拡大する火災をヘリを使って消火する訓練を行う。
(2)原子力災害への応急対策訓練
玄海原子力発電所の異常時・非常時における情報連絡を行うとともに、国からの
避難指示等の情報伝達を行う。
また、糸島市鹿家地区住民が福岡市に広域避難し、スクリーニング(検査・問診・
簡易・除染)を行う。
さらに、緊急時モニタリング要員を糸島市内5か所に派遣し、空間放射線量を
測定する。
(3)住民参加型訓練の実施
災害時要援護者の避難支援訓練、住民による避難所運営訓練、愛護動物の同行避難訓練を併せて行う。
また、自主防災組織、町内会、婦人会などの多くの地域住民が参加する初期
消火、応急手当及び炊き出し訓練を行う。
さらに、社会福祉協議会が主となり現地ボランティア本部を設置するとともに地域
住民や防災士等と協働でボランティア派遣の運営訓練を行う。
という内容でした。

訓練は、AM10:00より開始され、当協会はAM11:00より行われた倒壊家屋から
の人命検索・救出救助訓練に参加、2棟の家屋に一頭ずつで検索しました。
検索にあたったのは、ファーラ号とリアン号で、周囲で色々なハプニングがある中、
任務を果たし、各機関へ繋げる事ができました。

テントではパネル展示を行い、沢山の方が救助犬の活動の様子を見て、『良い子
ですね!すごいですね!』と声をかけてくださいました。

訓練終了後、PM12:00より閉会式が行われ、無事に終了・解散いたしました。

http://mainichi.jp/area/fukuoka/news/20120604ddlk40040187000c.html 【毎日新聞のサイト】

≪フォトギャラリー≫

 
                ~パネル展示の様子~

~本部テントの様子~

【倒壊家屋からの救出訓練】
 
   ~救助に向かう指導士~           ~到着!~

 
      ~捜索開始!発見!!『この下だよ!』ファーラ号~ 

 
       ~捜索開始!発見!!『誰かいるよ!』リアン号~

【各機関の訓練】
 

      ~海上自衛隊のホバークラフト艇の登場!!!~

  
 ~ヘリ!ヘリ!そしてヘリ!~

 
          ~消防士・特別救助隊による救出訓練~

 
 ~地域住民参加の消火訓練~  ~ボートで救出に向かう海上自衛隊~

【閉会式】
 
    ~閉会式の様子~   ~真剣な眼差しで見つめるもみじ号~

 
  ~何?何?ファーラ号~    ~はい!ポーズ!リアン号~

【訓練終了後】
 
~小さなレスキュー隊☆         ~沢山の子供たちとパチリ♪~
夢はきっと叶うよ!頑張れ!!~


 ~お疲れ様でした!左から、もみじ号・ファーラ号・モカ君・リアン号~